■LUSHってどんなブランド?

1995年にイギリスで誕生したラッシュ、植物やフルーツをふんだんに使い、保存料もできるだけ使わず、人の手で丁寧に作られる“フレッシュ&ハンドメイド”なスキンケアブランド。動物実験を行わない姿勢や、環境への配慮、フェアトレードへの取り組みなども多くの支持を集めています。
そのラッシュの製品の多くは、なんと日本国内、神奈川県の“キッチン”で製造されているのです。機械ではなく、まるで家庭の台所のように、原料を量って、混ぜて、詰めて、ラベルを貼る――すべてが人の手によって行われている現場です。

■ラッシュブルーの専用バスでGO!

工場があるのは、神奈川県の自然豊かなエリア。都心から小田急線に乗って、ほどよくゆられたその先に目的の駅がありました。駅の改札を出ると、ラッシュのスタッフの方が笑顔でお迎えに来てくださっていて、ツアーへの期待感がぐっと高まります。

驚いたのは、そこから工場まで移動する専用バス。ラッシュカラーの深いブルーにラッピングされたバスは、おしゃれで可愛くて、思わず写真を撮ってしまいたくなるようなデザイン! バスの窓には商品やメッセージも描かれていて、まるで“ラッシュの世界”にこれから入っていくワクワクを演出してくれているようでした。ちなみにバスの色はほかにも、ピンクなどもあるそうです♪

ラッピングバスに揺られながら見える景色は、日々の喧騒から離れた、緑の多い静かな街並み。ガラス越しに見える青空と、ラッシュのブランドカラーが溶け込むように映えていて、胸が高鳴りました。

車内ではスタッフさんが気さくに話しかけてくださって、「今日は、商品の制作の工程を見ていただけますよ」とツアーの詳細を説明してくださいました。まるでラッシュの世界に“乗り込む”ような、移動そのものがすでに体験の一部になっていました。

■LUSHキッチンツアーへようこそ!

受付でネームタグとツアー用の白衣を受け取り、頭にはカラフルなラッシュのバンダナを巻いて、シェフ気分になった私たちは、さっそくキッチンの中へ。工場というと無機質で冷たい印象を抱きがちですが、ここにはそんな空気はありません。スタッフの皆さんが明るく挨拶してくれ、どこかアットホームな雰囲気が漂っています。

工場に到着し、工場の製造室に足を踏み入れたときの感動は、いまでも鮮明に覚えています。あたり広がるのは、ラッシュらしいポップな案内や徹底的に管理された「清潔さ」でした。

■ロージーマスクが生まれる瞬間に立ち会う

今回、私が見学させていただいたのは「ロージーフルーツ」の製造工程。ラッシュの中でも人気のフェイスマスクで、名前の通り“バラ”を主役にしたアイテムです。乾燥で肌がゆらぎがちなときに使いたくなる、心も肌も落ち着かせてくれるようなやさしい処方です。

原材料の保管庫でもある冷蔵室には、フレッシュなフルーツや野菜がずらりと並びます。例えば、フェイスマスクの原料となる食材などもそのままの状態で保管されていました。
キッチン内の明るく清潔な作業台には、今回製造を見学する「ロージーフルーツ」の材料となる、美しいバラの花、フレッシュな食材がいくつも並びます。レシピに使われたのは、ふんだんに使われたローズペタル(バラの花びら)とりんごやレモンなどのフルーツ。

スタッフの方が慎重に分量を量り、ひとつひとつボウルに入れていきます。また、甘すぎず、澄みきったローズやフレッシュフルーツを目の前に、呼吸するだけで気分がふわっとほどけていくような感覚がありました。

「私たちの商品は、“食べられるほど新鮮”が基本。だからこそ素材の扱いにはとても気をつけています」と案内役のスタッフさん。まるでオーガニックカフェの厨房を覗いているような気分です。

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